前回までの投稿で、レガシィに起きた故障の症状と、その該当箇所の分解を行いました。
★前回までの投稿
★ レガシィ1気筒死んだ…?原因は単純でした。
★ BP5レガシィのイグニッションコイル&プラグ交換(分解編)
さて、今回は新品のイグニッションコイルと、スパークプラグに交換していきます。
4. 組付け
4-1 スパークプラグ
新品プラグを用意します。
(新旧スパークプラグ)
10万キロエンジンをぶん回したとはいえ、割とプラグの頭はなくなっていないものですね。でもまぁ、おそらく寿命でしょう。
(運転席側)
(助手席側)
プラグの刺さっていないエンジンはこのようになっています。ここに刺していきます。
(運転席側の奥)
基本的には
取り外した時と逆の手順で組み付けていきます。
注意することがあるとすれば、プラグを斜めに挿入しないこと。ふつうのねじと同じで、ねじを斜めに入れたまま無理やり回すと、当然ねじが舐めますよね。それと同じで、プラグもタップが切ってあるねじと同じなので、ミスると舐めます。
ただ、無理やり回さない限り、
「あ、斜めに入りそうだな…」
という感覚はすぐにわかりますので、よほど機械音痴でもない限りは大丈夫だと思います。焦って回さないことだけ、注意です。
プラグ単体では、プラグホールの奥まで手が届かないので、短いエクステンション、または首振りの工具を用いて、手でくるくると回します。ある程度締め込んでいくと、「トン」と止まる感覚があると重いので、そこからラチェットなどを使って締めこみます。
ただし、「えいやっ!」っと思い切り締めるのはNGです。
プラグにも適正トルクがあります。NGKやDENSOの公式ホームページに表が載っているので、確認してみてください。ただし、スバルのような水平対向エンジンではトルクレンチが入らないので、手の感覚に頼らなければならないのが現実です。
ちなみに、NGKの公式HPによると、レガシィの適正トルクは25~30Nmだそうです。
この適正トルクが足りないと、今度はそこからエンジンの圧縮が抜ける可能性もありますので、注意です。
(フロント側)
フロント側はスペースがあるので、より便利な道具を使っちゃいます。グニャグニャ曲がる黒い棒です。
(フレキシブルエクステンションバー:アストロプロダクツ)
アストロプロダクツで購入した、グニャグニャ曲がる棒です。残念ながらクリアランスの狭いリヤ側のプラグホールでは、曲がりがきつくて使えませんでしたが、余裕のあるフロント側ではとても使いやすかったです。
同様の手順で、助手席側も取り付けます。
4-2 イグニッションコイルの取付
続いてイグニッションコイルを取りつけます。
(新旧比較)
前回も紹介した、日立製のイグニッションコイルを使用します。まあ、新旧比較といっても、特に比較するものは外観ではないです。強いて言えば、きれいだなぁ…、新品だなぁ…ぐらい。
こいつも外した時とは逆の手順で取り付けますが、相変わらずの狭さで知恵の輪なので、外した時の感覚を思い出しながら取り付けてください(笑)。慣れると簡単にできます。
注意! カプラーをフロントとリヤで逆に挿さない。
(組付け完了!)
組付け後の写真です。
コイルへの配線を逆に挿さないでください。点火タイミングが狂います。白色のカプラーがフロント側ですね。
同じようにして反対側のバンクも組付けます。
そして取り外したインテーク周り、バッテリーを元に戻して完了です。
5. まとめ
以上が、レガシィの一発点火しない故障修理の内容でした。
いやね、まさかコイルのボルトが飛んで抜け落ちているなんて思わなかったよー。
今回、プラグとイグニッションコイルを新品にしたことにより、エンジンの始動性が良くなった気がします。また、走行中でも、エンジンのくたびれた感は少なくはなったのかなと思います。
うん、わからん、プラシーボかもしれん。
もし、間違いや指摘があればコメントを残してくれると嬉しいです。何かあれば随時記事を修正していきたいと思います。
ではでは
この整備内容はYouTubeに投稿しています。正直恥ずかしいし、あんまりいい動画ではないので見てほしくはありません!(笑)
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